春のやわらかな陽気の中、江南市の曼陀羅寺公園で開催中の藤まつりへ足を運びました。頭上いっぱいに広がる藤の花は、紫や白のグラデーションを描きながら静かに揺れ、まるで花のカーテンの中を歩いているかのような感覚に。訪れる人々の表情も自然とやわらぎ、穏やかな時間が流れていました。

曼陀羅寺公園

●所在地;愛知県江南市前飛保町寺町202
●Tel;0587-54-1111
●アクセス;名鉄「江南」駅で名鉄バスに乗り換え、「曼陀羅寺」バス停下車
●Webページはこちら
愛知県江南市に位置する曼陀羅寺は、14世紀前半に後醍醐天皇の勅願によって建立された西山浄土宗の名刹であり、尾北地方屈指の格式を誇る霊場として知られています。お写真に写っている壮麗な正堂は、地元ゆかりの武将・蜂須賀小六(正勝)の子である蜂須賀家政によって寛永9年に寄進されたもので、国の重要文化財にも指定された歴史的価値の高い建築物です。
現在は「曼陀羅寺公園」として親しまれている境内は、県内有数の藤の名所としても名高く、春には多種多様な藤が咲き誇る「江南藤まつり」で賑わいを見せますが、お写真にある「なで仏」の賓頭盧尊者に見守られた静かな本堂周辺は、かつて天皇の祈願所として栄えた当時の荘厳な面影を今に伝えています。
藤まつり




曼陀羅寺公園で開催される「こうなん藤まつり」は、2026年は4月17日(金)から5月3日(日・祝)までの期間に開催されています。
このまつりの最大の見どころは、約4,700平方メートルに及ぶ広大な藤棚に咲き誇る11種類、約60本の藤で、早咲きから遅咲きまで、紫・白・紅など色とりどりの花が最長75mの棚から優雅に垂れ下がる様子は圧巻です。期間中は毎日18時30分から21時までライトアップが行われ、夜には幻想的な藤を楽しむことができるほか、週末や祝日を中心にステージイベントやグルメ企画も開催されます。
アクセスについては、名鉄犬山線の江南駅から名鉄バスで約15分の「曼陀羅寺」バス停が最寄りとなります。駐車場は、観光協会が指定する民間駐車場(3時間500円程度)が会場周辺に点在していますが、まつり期間中は大変混雑するため、公共交通機関の利用も推奨されています。
曼陀羅寺公園 藤まつりYouTube動画
藤のカーテンが圧巻!愛知県江南市・曼陀羅寺公園の藤まつりを満喫
見上げれば一面の紫。圧巻の藤棚が作り出す「藤のカーテン」の下、雅な提灯の光に包まれて、 多くの人が祭りの雰囲気を楽しんでいます。

