舞妓はんと過ごす優雅な昼下がり 〜花見小路から木屋町へ〜

京都の花見小路で出会った舞妓さんとともに、木屋町で優雅なランチタイムを過ごしました。京の伝統文化を身近に感じながら、美しい佇まいと華やかな会話に心奪われたひととき。特別な京都体験の魅力をお届けします。

京都と言えば祇園、祇園といえば花見小路そして舞妓さんとランチしました

舞子はんとランチ

お茶屋、小田本
お茶屋、小田本

祇園甲部のお茶屋、小田本の舞妓さん。
名前は佳つ秀で17歳の娘さん。

彼女は京都市出身の本物の舞妓。
何か希少価値を感じました。

舞妓「佳つ秀」の紹介
彼女は15歳、中学卒業時から小田本というお茶屋に入門し修行を始めました。
現在17歳で舞妓にデビューしてから約3か月との事でした。
中学を卒業してから約1年の準備期間を終え現在に至るとのことでした。
京都の舞妓さんは殆ど地方出身者で彼女は貴重な京都生まれで京都出身の本物の舞妓さんに感じました。

京都祇園の花見小路の舞妓さんと食事した経緯

京都ではお茶屋とよばれる店に行き予約をして申し込みました。
今回お邪魔したのは京都五花街の中でも一番有名な祇園甲部で由緒正しい地域です。

今回、全くの一言がお茶屋さんに入店できた「いきさつ」を説明します

花街小路を約1時間散策
私の旅はいつも夜が中心。祇園甲部の花街小路で食事をしようと、一人で店を探しながら歩いていました。 どの店も格式が高く、「一見さんお断り」の雰囲気が漂い、なかなか入りづらい状況でした。

そんな中、小窓のついた店を見つけ、そこから覗くとカウンター席があり、客は一人だけ。 「ここなら大丈夫かも」と思い、勇気を出して入店しました。

飛び込みで入店した料理屋(祇をん きらら)

しばらくの時間、お酒と料理を楽しんでいましたら隣席の旦那さん(常連客)と話が盛り上がり意気投合。そしてその方に祇園でのマナーなどを教わり最終的に旦さんの行きつけの「お茶屋」へ連れて行ってくれると言ってくれました。

由緒ある祇園甲部のお茶屋さんに一言が行けるはずもなくラッキーでした。
後々よく考えたらよく私みたいな人間を連れて行ってくれたと思います。

初めて知り合った人には私が全くの素人で初めて経験することを強調して話をしていたら親切に色んなことを教わりました(感動)

京都でお茶屋あそびをする注意点

  1. 一言さんは基本お断り、常連客の紹介がなければ店に入ることはできません。
    (現在では旅館や旅行会社のツアーなどで参加できるらしいです)
  2. 1つの花街で行きつけのお茶屋さんができたらその街で他のお茶屋に行ってはいけない。
    (基本ルールですが、お茶屋の紹介があれば話は別)
  3. 支払いはツケまわし、後日請求書が届き支払います
    (請求書が届くのは1か月後くらいでした)
  4. もし支払わなかったりしたら紹介者が全額支払います。当然そんな不義理を犯した人は2度と出入りすることはできなくなります。
  5. マナーが悪かった人、基本ルールを守らない人には次回また予約の電話しても「満席どす~」の一言で終わり。(特に服装、はだしでサンダルは最悪だそうな…)

以前から一度でよいから舞妓さんと色々お話がしたかったので京都に来た機会に挑戦しました。計画性は無く偶然の成り行きで成就できました。

お茶屋、小田本へ連れて行ってもらう

小田本店内

お茶屋に入るとまずカウンター席が(手前がカウンター)ここは一言さん以外、常連さんたちが集う場でひとり8,000円で飲むことができます。支払いは現金か「つけまわし」カード等は使えません。

このお茶屋さんで舞妓さんを予約し明後日の日曜日に木屋町の小料理屋やましたで昼食を共にすることになりました。

日曜日の昼、「割烹やました」でランチ

タクシーに乗ってランチへ行く

舞妓さんをお茶屋まで迎えに行きタクシーで移動。これから二人で楽しいランチ。

初めての経験です。

彼女はまだ舞妓になって3か月目なのにしつけがよいのか本当に気を使ってくれて私をリードしてくれました。これぞ日本の

お・も・て・な・し

「割烹やました」の紹介

住所;京都市中京区木屋町通二条下ル上樵木町491-3
地下鉄「京都市役所前」から木屋町を北へ徒歩3分
Tel;075-256-4506
定休日・月曜日

「割烹やました」の位置図

ランチメニュー

カウンター席に並び周りの視線を感じながら食事。私はビール一杯からはじまり魚介類などを食しお腹は満腹。緊張しすぎたせいか料理を少し残しました

カウンター席の上には千社札がいっぱい

【千社札】 

芸舞妓さん達が名刺として使っている千社札。舞妓さんの千社札は「お金が舞い込(舞妓)む」
元舞妓だった芸者さんの千社札は「もっと(元)お金が舞い
込(舞妓)む」と語呂合わせで縁起が良いとの事。舞妓さんに教えてもらいました。

舞妓さんとの会話

舞妓と呼ばれるのは二十歳まで

修行してのちは芸妓

舞妓はんに教わった事

  • 昔は舞妓になるため小学校を卒業してからその道に入ることが習わしだったが現代では義務教育があるため中学を卒業してから修行するそうです。
  • 舞妓はんは地方出身者が殆どの舞妓は地方出身者なので言葉の壁が大きなネックになっている。どうしても方言が治らずに苦労しているらしい。
  • 緑のかんざし八つ団子は18歳未満の舞妓がするもので18歳になったら自分の好きなかんざしをつけることができるそうです。これは祇園甲部のお茶屋に限るとの事でした。

以上、舞妓はんに教えてもらいました

お座敷あそび

舞妓さんたちと「金毘羅船々」や「とらとら」など、三味線の調べに合わせてお座敷遊び(ゲーム)お座敷遊びは勝負をして負けた方がお酒を飲むのがルールです。
但し舞妓さんは未成年。未成年の舞妓が酒を飲むのは治外法権という噂もあります。

私は舞妓さんに烏龍茶を飲んでもらい楽しいひと時を過ごしました。
因みに私はビール1杯で終了(昼間飲む酒は体に毒)

舞妓修行3か月目

これも舞妓さんから教わったことですが口紅は舞妓になったばかりの間は下唇だけにいれる。
彼女は3か月目なので下唇だけ。

舞妓になってから1年が経過した舞妓は上下の唇に紅をつける。

また、髪は地髪で日本髪を結うとの事でした。ところが芸妓になると鬘(かつら)をかぶるそうです。

今回は私ひとりでしたのでお座敷遊びではなく舞妓さんと二人でランチを共にしました。知られざる世界をたくさん教えてもらい感動。
今回私に付き添ってくれた舞妓(佳つ秀)を応援したい気持ちになりました。
また機会があれば立ち寄ろうと思います。

舞子はんとランチYouTube動画

京都の祇園で、本物の舞妓さんと特別なランチを楽しむ貴重なひととき! 美しい京の町並みを背景に、舞妓さんとの会話やおもてなしの文化を体験しました。 伝統あるお料理とともに、雅な京都の魅力を存分に味わうことができました。

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